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Re: 『日本SF短篇50』について

 投稿者:日下三蔵  投稿日:2013年 2月23日(土)02時08分57秒
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  日下三蔵です。

雫石さん

実は平井和正さんの作品は私も入れた方がいいと思って「退会会員も対象にしてはどうですか」と提案しましたが、「現会員の作品だけでも入りきらない人が出てくるし、ご自分の意志で退会されているわけだから」と説明されて引き下がらざるを得ませんでした。

作家クラブには「死ぬと会員資格を失う」という規約はないですし、物故会員は退会してからあの世へ行かれたわけではないので、退会会員と同列ではなく、今回のアンソロジーではもちろん対象となります。正確には「(会員資格を有したまま)物故(した)会員」です。

どなたが該当するか判りませんが、仮に退会されてから亡くなった方がいるとすれば、その人は対象にならない理屈です。


また「このミス」などのベストテン本でもそうですが、投票結果を集計してランキングを作成してしまうと、どうしても「客観的な評価」という錯覚が生じるようですが、本来、小説の順位付けに客観などはありえません。どこまでいっても主観の集合なのです。

投票者が入れ替わればランキングもガラリと変わるはずだし、アンソロジストが入れ替わればアンソロジーの収録作品もガラリと変わるはずでしょう。

まったく読んでいない人にはランキングも参考になるでしょうが、ある程度ご自分でも読まれている方は、順位をどうこう言うよりも、個々の投票者のコメントを読んで自分と好みの合う人合わない人を見つけ、読んでいない本なら手に取るかどうかの判断材料にする、読んでいる本なら自分の評価とどう違うか確認して楽しむ、といった使い方をされるが吉と考えます。

「SFマガジン」も「ミステリマガジン」も集計などしていなかった「私のベスト3」の頃には、皆さんそういう読み方をしていたはずです。

順位としてのランキングは、「第○位!」と帯をつけて売上げアップを図りたい版元と、自分ではまだ面白い作品、好きな作家をそれほど見つけていないジャンル初心者にとってはそれなりに有用で存在意義は大いにありますが、ランクインしている作品の大半をきちんと読んでいるマニアにとってはあまり意味がないと思います。

そう考えると投票者は「玉石混交」でも別に問題はないのではないでしょうか。その人が玉か石かを客観的に判断できる人はいません。そこそこ読んでいるだろうと推定できる人にアンケートを依頼するしか手段はないのです。
 
 
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