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「アメリカの夜」

 投稿者:管理人  投稿日:2009年11月 7日(土)00時39分57秒
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  今日は野球がなかったので、ツタヤで借りたフランソワ・トリュフォー監督「アメリカの夜」(73)を見ました。いうまでもなくウルフ「アメリカの七夜」の元ネタです(>嘘です)。
主演はジャクリーン・ビセットですが、真の主役は映画の中での監督役でもあるトリュフォーですね。これは「映画監督ってホント大変なんだよー」という自慢/苦労話です(^^;。
であると同時に、映画制作を舞台にした、ある意味小川一水が書いているような、いわゆる「プロジェクト小説」ならぬ「プロジェクト映画」なんですね。
タイトルは夜のシーンを昼間に撮るテクニックのことで(英題は「Day for Night」)、そういうスタジオ撮りの裏側を見せるのが売りになっているようです。またそれは役者という存在にも通ずるもので、「あんたらの生活はまやかしだ」と叫ぶ女はある意味正しいのです。個々のエピソードは浅いのですが、全体として混沌から統一体へと組織化されていく過程がまさにプロジェクトの醍醐味で、紆余曲折を経たラストシーンは、ロードショーならば拍手が起こったかも知れません。
しかし作中でも語られるが、図らずも本篇は、こういった一種「手づくり」の映画作りへの<挽歌>となっているように思われてならない。本篇からわずか3年後、世界は「スターウォーズ」の出現に驚かされることになるのです(トリュフォー本人が「未知との遭遇」に出演しているのは何たる皮肉でしょうか)。
 
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